われわれは平安を望んだが、良い事はこなかった。 いやされる時を望んだが、かえって恐怖が来た。
あなたはまったくユダを捨てられたのですか。 あなたの心はシオンをきらわれるのですか。 あなたはわれわれを撃ったのに、 どうしていやしてはくださらないのですか。 われわれは平安を望んだが、良い事はこなかった。 いやされる時を望んだが、かえって恐怖が来た。
人々が平和だ無事だと言っているその矢先に、ちょうど妊婦に産みの苦しみが臨むように、突如として滅びが彼らをおそって来る。そして、それからのがれることは決してできない。
マロテに住む者は気づかわしそうに幸を待つ。 災が主から出て、 エルサレムの門に臨んだからである。
彼らは手軽に、わたしの民の傷をいやし、 平安がないのに、『平安、平安』と言っている。
そこでわたしは言った、「ああ主なる神よ、まことにあなたはこの民とエルサレムとをまったく欺かれました。『あなたがたは安らかになる』と言われましたが、つるぎが命にまでも及びました」。
しかしわたしが幸を望んだのに災が来た。 光を待ち望んだのにやみが来た。
畑に出てはならない、 また道を歩いてはならない。 敵はつるぎを持ち、恐れが四方にあるからだ。
滅ぼす者どもが荒野のすべての、はげ山の上にきた。 主のつるぎが、地の、この果から、 かの果までを滅ぼすのだ。 命あるものは安らかであることができない。
滅びが来るとき、彼らは平安を求めても得られない。